タオル売場のディスプレイ、どう工夫すればお客様の目に留まり、手に取ってもらえるのか…そんな悩みを抱えていませんか?色もサイズも豊富なタオルは、陳列・ディスプレイ次第で売上が大きく変わる商材のひとつ。実用性とギフト需要の両方を兼ね備えているからこそ、売場づくりにはセンスと戦略が必要です。
本記事では、タオルの売場ディスプレイの基本から、売上アップにつながる実践的なコツまでを詳しく解説。限られたスペースでも魅力的に見せるテクニックや、季節感を取り入れた演出アイデアもご紹介します。売場を見直したい方、必見です!
㈱エトワール海渡は創業122年の歴史をもつ総合卸商社です。
取扱いメーカー2,500社、商品70万アイテム!会員数は実店舗・ネットショップ・法人など全国2万店に至ります。
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タオル売場のディスプレイの基本

見やすさと手に取りやすさを優先
タオル売場のディスプレイでは、お客様が商品を「見やすく」「手に取りやすい」ことが大切です。以下のポイントを意識しましょう!
・高さの工夫:視線の高さに人気商品を配置する
・色の配置 :色の配置をグラデーションにして視覚的な統一感を出す
・動線の確保:お客様が歩きやすい店内レイアウトにする
これにより、自然に商品が目に留まり、購買意欲を高めることができます。
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タオルの用途別に分けてアピール
お客様が用途に合ったタオルを選びやすいように、カテゴリごとに分けてディスプレイすると効果的です。
・バスタオル :大判のふわふわタオルを前面に配置する
・フェイスタオル:カラーバリエーションを強調する
・ギフト用 :高級感のあるディスプレイで魅力を引き出す
カテゴリごとにPOPを添えることで、商品の特徴をより分かりやすく伝えることができます。
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タオル売場の季節感を取り入れたディスプレイ
春夏のディスプレイアイデア


春夏の売場では、「爽やかさ」や「清涼感」を演出することがカギとなります。
タオルのカラーは、ブルーやグリーンなどの涼しげな色を中心に展開することで、視覚的にも涼しさを感じさせることができます。加えて、貝殻やガラスボトル、ビーチサンダルなど、海やリゾートを連想させる小物を取り入れると、季節感がより一層際立ちます。
また、UV対策や汗拭き用など、機能性に優れた夏向けタオルを目立つ場所に配置することで、お客様の「今欲しい」ニーズを的確にキャッチ。見た目の清涼感と実用性を兼ね備えた演出が、購買意欲を高めるポイントです。
秋冬のディスプレイアイデア


秋冬は、「あたたかみ」や「ぬくもり感」を売場全体で表現することが重要です。
タオルの配色には、ブラウン・ベージュ・ボルドーといった暖色系を選ぶと、視覚的にあたたかみを感じられます。さらに、ふんわりとした素材や、ボリューム感のある厚手のタオルを前面に出すことで、手に取ったときの心地よさを想像しやすくなります。
また、クリスマスや年末年始のギフト需要に向けて、贈答用にぴったりなタオルセットを集めた特設コーナーを作るのも効果的です。ラッピング提案やメッセージカードを添えるなど、ギフトシーンをイメージさせる演出で購買につなげましょう。
タオル売場のディスプレイの応用編!
視覚以外も刺激するディスプレイに

ディスプレイというと「見た目」に意識が集中しがちですが、実は触覚や嗅覚といった“視覚以外の感覚”にも訴えることで、お客様の印象に強く残る売場が実現できます。
たとえば、タオルの肌ざわりを確かめられるよう、実際に手に取れるサンプルを設置するのは非常に効果的。ふんわり感や吸水性など、商品特性をダイレクトに体験してもらうことで、購入意欲が高まります。
また、売場にアロマディフューザーを取り入れ、ラベンダーや柑橘系の香りをほんのり漂わせると、リラックス効果が加わり、滞在時間の延長にもつながります。さらに、明るく自然な光を意識した照明を使えば、タオル本来の美しい色味や質感が際立ち、商品全体の印象がアップ。
五感に働きかける工夫は、単なる“陳列”を超えた、顧客満足度の高い売場づくりに直結します。
定期的なレイアウト変更で新鮮さをキープ

売場づくりにおいて大切なのは、「いつ来ても新しい発見がある」とお客様に感じてもらうこと。どんなに完成度の高いディスプレイでも、長い間同じレイアウトのままだと見慣れてしまい、興味や購買意欲が薄れてしまいます。そのため、月ごとにテーマや商品の配置を見直すなど、定期的なレイアウト変更が不可欠です。
たとえば、季節のイベントやカラーを取り入れた月替わりの演出を行うだけでも、売場の印象は大きく変化します。また、新商品や話題の商品は専用のコーナーを設けて目立たせることで、お客様の「気づき」や「今欲しい」気持ちを後押しできます。さらに、来店客の年齢層や動線の変化など、実際の売場の動向を見ながら柔軟に調整を加えることも重要です。
常にフレッシュな印象を保つ売場は、リピーターの獲得にもつながり、継続的な売上アップを支える大きな要素となります。
ギフト需要に応える演出で“選ばれる売場”に

母の日・父の日、敬老の日、クリスマス、年末年始など、ギフト需要が高まるシーズンには、ディスプレイを通じて“贈り物にぴったり”という印象をしっかり演出することが大切です。タオルは実用性と品質のバランスが良く、性別や年齢を問わず喜ばれるアイテム。だからこそ、ギフト用途を想起させる売場づくりが売上アップにつながります。
具体的には、実際のギフトボックスを使用した展示や、ラッピング済みのイメージをそのまま並べることで、購入後の完成形がイメージしやすくなります。リボンや包装紙、のし紙の実物を添えることで、より具体的な贈答シーンを想像してもらえる効果も期待できます。また、「贈り物に最適」「大切な方へのプレゼントに」というような温かみのあるPOPを添えることで、心を動かすきっかけを生み出せます。
ギフトとしての価値を視覚的に訴求することで、普段は自分用にしか購入しないお客様にも「誰かに贈りたい」と思わせる、感情に訴える売場づくりが可能になります。
今治タオルの品質を視覚的に伝える

今治タオルは、その高い品質と確かなブランド力で多くの支持を集めています。しかし、他のタオルと並べて陳列するだけでは、その魅力が十分に伝わらないことも。売場では「高品質である理由」を視覚的に、そして体感的に伝える工夫が重要です。
まず、手に取って触れるサンプルを用意することで、今治タオル特有の柔らかさや吸水性の高さをお客様自身が実感できます。また、「日本製」「高吸水性」「独自の品質基準をクリア」など、今治タオルの強みを端的に伝えるPOPを設置することで、購買時の安心感を与えることができます。
さらに、製造工程や品質試験の様子、今治ブランド認定マークの意味などを紹介するミニ展示コーナーを設けるのも効果的です。視覚・触覚・情報の3つを通して「特別なタオル」であることを印象づけることで、ギフト需要の取り込みや単価アップにもつながります。
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タオル売場のディスプレイを魅力的にして、売上アップを目指そう

タオル売場のディスプレイは、単なる商品の陳列ではなく、お客様の心を動かす重要な販促手段です。本記事でご紹介した基本のポイントや季節感の演出、今治タオルのような高付加価値ブランドの活用などを取り入れながら、魅力的な売場をつくりましょう。
さらに、定期的な見直しや工夫を重ねることで、常に新鮮で購買意欲を刺激する売場を維持することができます。日々のひと工夫が、売上アップとリピーター獲得につながります。ぜひ、できるところから取り入れてみてください。
タオルの仕入れはエトワール海渡で!


エトワール海渡では長年にわたり数多くのメーカーのタオルを取り扱いしており、オリジナル商品も企画・販売しています。また、タオルの種類や活用情報、店頭でのディスプレイ方法など様々な情報を発信しています。是非タオルの仕入れにはエトワール海渡の卸・仕入れサイト「エトネット」をご活用ください!