人が目を留めてから店内に入ってみようと判断するまでの時間は、たったの5~10秒といわれています。ディスプレイは、お店の顔とも言える重要な要素です。特に、雑貨店では個々のアイテムが小さくても、ディスプレイの工夫次第で見る人に大きなインパクトを与えることができます。
今回は雑貨屋さんの売れる・魅せるディスプレイをつくるコツをご紹介します。動画コンテンツも掲載しているのでぜひ最後まで読んでみてください。
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【基本編!】雑貨屋ディスプレイ
まずは基本編です!
雑貨商品が売れるディスプレイをつくるのに意識したいポイントを3つご紹介します。
ぜひ過去記事も合わせてお読みください。
三角形の構成・リピート構成
雑貨店のディスプレイではまず三角形の構成を意識しましょう。小物が多く、ごちゃごちゃしがちな雑貨のディスプレイですが、三角形の構成にすることで視覚的なバランスと安定感をもたらしてくれます。自然と視線を中央に集めるため、主役となるアイテムを際立たせやすくなります。
少し他の動きを出したいときはリピート構成を加えるのもおすすめです。1つだけでは目がいきにくい商品でも、リピートして並べることでインパクトを与えることができます。
【ディスプレイの基本構成についてまとめた記事はこちら↓】
カラーは3色まで
ディスプレイ商品をセレクトする際には「3色」を意識してみましょう。
「3色」の配色は多すぎず少なすぎず、適度なバランスを保つことで、調和のとれたデザインをつくることができます。
さらに、3色を組み合わせることで単調さを避け、動きや活気のあるディスプレイになります。例えば、1つの色を基調色として使い、残りの2色をアクセントカラーとして配置することで、商品の見せ方にメリハリがつきます。他にも、3色の選び方によってブランドイメージを反映させたり、特定のテーマや季節感を演出したりすることも可能です。
【ディスプレイでのカラーの活用方法についてまとめた記事はこちらから↓】
目線の高さを意識
棚に雑貨をディスプレイする際にはお客様の目線の高さを意識しましょう。
目線の高さは最も自然に視界に入る位置であり、お客様が商品を見つけやすく、購入意欲を高められる効果があります。特に、売りたい商品や新商品をこの位置に配置することで売上を向上させることが期待できます。
また、大きいサイズの商品は全体感が見えるようにあえて棚の下の段に配置する場合もあります。商品の魅力が伝えられているかどうか、お客様の目線になって確認することが大切です。
【他、商品陳列の基本的なテクニックについてまとめた記事はこちら↓】
【少し応用編!】雑貨屋ディスプレイ
ここからは少し応用編です。
商品をより良く”魅せる”ためにできる工夫を3つご紹介します。
アイテムを使ってボリュームをだす
商品をそのまま並べるよりも、カゴやボックスなどを使うと商品に高さやボリュームを出すことができます。小さなアイテムや細々とした商品をまとめてディスプレイする際にも便利です。
特に自然素材のカゴはナチュラルな雰囲気を演出し、店内の雰囲気にも馴染みやすいためどんなお店でも活用しやすいアイテムです。他にもボックスを土台にしたり、大きめのインテリアフラワーを近くに置くなどアイテムを使ってお客様の目を惹くディスプレイをつくりましょう。
空間全体を活用する
店舗全体の雰囲気が良く、まとまりがあると商品もより魅力的に感じられます。
ディスプレイされている台や棚だけではなく、もの寂しげになりがちなディスプレイ台の下や天井、壁も活用していきましょう。
ディスプレイ台の下には収納ボックスやバスケットを置くことで、商品を整理しつつ、新たなディスプレイスペースをつくることができます。テーマに合った小物や家具を配置するのもディスプレイに立体感を加え、お客様の関心をひくことができます。
天井からはグリーン商材やドライフラワー、カゴを吊るして店内にフレッシュで明るい雰囲気を加えることができます。子ども向け商品があるお店ではぬいぐるみや小さな玩具を吊るし、楽しい空間を演出するのもおすすめです。
壁には飾り棚を設置することで、商品や装飾を立体的にディスプレイすることができます。目線の高さの飾り棚に小さなカードやポストカードを立てることで、気軽に手に取りやすくなったり、壁にフックをつけられる場合は商品を吊るすことで店内のアクセントになります。
空間を使い創意工夫を凝らしたディスプレイで、店内のテーマをさらに表現していきましょう。
アパレル商材を加える
雑貨がメインのディスプレイにもアパレル商材を少し加えてみましょう。
雑貨とアパレルを組み合わせることで、お客様に具体的なコーディネートのアイデアを提供することができます。例えば、服に合わせたバッグやアクセサリーと、部屋のインテリア雑貨などを一緒に展示することで、ライフスタイル全体を提案できます。また「海辺の休日」など、ディスプレイにストーリー性を持たせやすくなり、その場にいるかのような臨場感を持たせる効果もあります。
視覚的な影響だけではなく、アパレルもディスプレイすることで、店舗内の商品バリエーションが豊富になり、来店したお客様に幅広い選択肢を提供できます。雑貨を購入するつもりで来店した人がディスプレイに魅了されてアパレルも一緒に購入、結果的に一人当たりの購買単価を上げることも可能です。
とは言え、在庫を抱えるリスクは避けたいですよね。アパレルの在庫は少量に保ち、適切にディスプレイに活用していきましょう。
ディスプレイを動画で分かりやすく解説!
基本編と応用編の内容も盛り込んだ、「ディスプレイのつくりかた動画」をエトワール海渡公式YouTubeにて公開中です。
雑貨のディスプレイ術をショート動画でまとめました。
忙しい時でもパパッと観られるので、ぜひディスプレイの参考にしてみてください!
売場づくりのお困りごとはエトワール海渡にお任せください
今回は雑貨屋さんの売れる・魅せるディスプレイをつくるコツをご紹介しました。
ディスプレイで活用したい、カゴやブックボックスなどのアイテムやアパレル商材も、エトワール海渡で1点からお仕入れいただけます。
また、エトワール海渡の馬喰町ショールームでは、商品カテゴリ―を超えた売場づくりのディスプレイ提案を行っています。是非一度、ショールームに足を運んでいただき、直接ディスプレイをご覧ください。
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